※一個人の感覚というかイメージの話です。
エヴァマニアの方は、どうぞさらっと読み流してください。
見たことが無い方は、おそらく全く意味がわかりません。
先日ご来院頂いた女性のお客様が、帰りがけに旦那様のためにとご予約されました。
体はバッキバキなのに、言い聞かせてもなかなか体のケアのために動こうとしないので、強引に先に予約だけとり、あとはなんとか連れて来るのでよろしくお願いしますとのことでした。
そして案の定、旦那様は嫌々感丸出しでのご来院でした。
「行けって言われたんで来ましたー」
施術が始まり、どこから合わせていこうかと探り探り。
すると暫くして旦那様がおもむろに、「全巻置いてありますけど、エヴァンゲリオン好きなんですか?」と聞いてきました。
僕
「あー好きですね。でも好きって言うより、施術中はけっこうエヴァンゲリオンのイメージです。」
旦那様
「?」
僕
「お客さんというエヴァを操縦する感じです。
施術の最初にちょっと体を触れたりゆすったりしましたけど、実はその時心の中では、んー今回はちょっとシンクロ率が下がったなーとか、そんなこと考えてます。(笑)
そして、動け!歩いてくれー!みたいな。
でもシンクロ率を上げるにしても、決してエヴァに取り込まれないように、そこは慎重です。」
旦那様
「あはは。」
僕
「またその時々で、パイロットではなく、エヴァそのものや使徒になったりもします。
僕がエヴァ、お客さんを使徒と見立てた時、例えば、たくさん疲労やらを溜め込んできた体を触ると、指、腕がざわざわーっとそして力も入らなくなる時があるんですよ。(こんなことブログで書いてだいじょぶか…)
そんな時は、『今回の使徒は浸食タイプか…』なんて思ったり(笑)」
「てか、旦那さん、ATフィールドが中和しました!」
旦那様
「おーそうかも!」
それからはというもの僕もスイッチ入っちゃって、聞かれてもいないのに、綾波のあのシーンは何度見ても泣けるだのそれくらいで止めておけばいいのに、
僕
「最初に旦那さんの首を触れた時に、『張ってはいるけど、筋肉の質自体はなめらかというか、粒子感というかー…』なんて訳わからんこと言いましたが、わかりやすく言うと、L.C.L度なんですよね。」
旦那様
「……。」
僕
「すいません。僕のエヴァ、暴走してました。」
旦那様
「あははは。暴走ではなく、覚醒でお願いします。」
そんな感じで日々エヴァンゲリオン整体を行っております。
残酷な天使のテーゼを聞きながら、このブログを書いております。
「年齢より若く見えますね。」なんてたまに言われることがありますが、それもエヴァの呪縛でしょうか。
しかし…
碇シンジは、まるで自分。
自分を見ているよう。
お客様の状態によっては、時には綾波、アスカで操縦しなければと思うのだが、どうもいまいちシンクロ率が悪く…
頑張らねば。
U御夫妻様、ご来院誠にありがとうございました。
お二人の帰って行く後ろ姿は、マジでやばかったです。
思わず泣きそうになるほどに、美しかったです。
あんな後ろ姿、初めて見た気がします。